月9西遊記

すごい真剣に見た。

キャラ解釈が新鮮ですな。
ウッチャン沙悟浄がすごい頼りになりそうで素敵だ。
深津ちゃんの三蔵法師は声が凛として綺麗でヨカです。
いじられキャラ八戒って新しいな。


問題は悟空ですよ。ものすごいアホキャラだ。
こんな純粋にアホそうな悟空は初めて見たのです。
新鮮です。どう見ても仙術をいっぱい習得してそうじゃありません。
でも元気があるところは良いと思いました。


いろいろな西遊記の物語があっていろいろな孫悟空がいますが、
昔、レンタルビデオ屋さんの隅で発見した人形劇西遊記
(声の出演に市原悦子研ナオコがいたり、なんか声優は豪華)
で見た悟空が私の中でワーストです。
そりゃもうおっさんで苦労人で若さのかけらもない悟空でした。
わがままな他の仲間の尻ぬぐいばっかりやっているという…
人間が出来てた。でもそれ悟空か?

そういえば、あの人形劇は、人形劇なのに、途中でどうしても
人形では出来ない動きがあると、人間が出てきてやってました。
中途半端だな…!


話を月9西遊記に戻して。
そういうわけで、元気があるだけこの悟空はイイと思いました。
セットが安っぽいところもドラマ西遊記っぽくてヨカ(ということにしておこう)
冒頭のキムでタクの人は何しに出てきたのか。リアルハウル!って言って欲しかったのか。


五行山に押しつぶされた悟空が三蔵に救い出されるシーンは激しくときめいたね。
西遊記に私が求めるときめき*1がちゃんと入ってたね。(お前は何を西遊記に求めてるのか)

やはり三蔵法師役が男性だと悟空との熱い師弟愛がシャレにならないから
女性がやるのじゃろうか。ふむう。


まあ全体的に楽しかったですよ。
マチャアキ西遊記が見たくなるね!(結局それか)

*1:このときめきがふんだんに含まれているのが諸星大二郎西遊妖猿伝」であります。悟空と玄奘のすれ違いやらが心の底からモ・エー!この場合のすれ違いって本当に「すれ違うだけ」なんじゃよね。悟空にとって玄奘ってたまに会う坊主なんじゃよね。逆もまたしかり。いつになったら一緒に旅するんだー