ルパン三世 テレビスペシャル「セブンデイズ ラプソディ」を見たんだ!

これやらないと夏って感じがしないよ!

始めに断っておきますが、私はルパン三世のテレビシリーズとテレスペと劇場版を全部レンタルビデオで見たぐらいにはルパン好きであり、とても五ェ門スキーです。なので、以下ゴエ中心な感想。


最初のスタッフロールにて脚本が柏原寛司氏だということが判明した次点で、まっとうにカッコいいゴエ消えたー!と覚悟完了でございました。柏原氏はハードボイルドがお上手ですが、五ェ門を上手く使うのは苦手にしていると思う。かなりの確率で、なんか悟りひらくとかいって修行にあけくれ、変な女に騙されるへっぽこ侍なダメ五ェ門になるんですよな…。


完全に諦めた気持ちで見たので、まあこれぐらいなら女に騙されてなかったし、仲間に時給で雇われてもなかったからいい方かなーと思いこもうとしたけど、やっぱダメだ!後ろから銃撃されてる危機的状況で、不二子ちゃんに携帯で呼び出されたからってルパン(と運転手)置いて一人だけ無責任に戦線離脱するのってどうよ!?その斬鉄剣本気でふるえば危機脱出できるだろー。

なんか全編やる気ないゴエって感じでした。本気でやれば一瞬で済むだろってシーンがいっぱいあった気がする。(これはゴエだけじゃなくてルパン達もだ)今回飛んでくる拳銃の弾を一回も切ってくれなかったのが大変不満です。あの人間離れした凄腕が大好きなのになあ。


あと、毎回何か切った後に、「またつまらぬものを(ry」って言わなくてイイから!そのセリフもう賞味期限切れてるから!このセリフ初出時はめちゃカッコよく使われてたんだけどなあ。(私の記憶が確かならば劇場版「ルパンvs複製人間」が最初だったと思う)あとの作品で無神経に使われすぎてもうダメだー。


世界一携帯が似合わないってルパンは驚いてましたが、既に03年のテレスペ「お宝返却大作戦!」で携帯持ってたよ五ェ門。既出既出!そしてルパンからゴエへのメール、「女の名前でメールするな」って、もしかして許嫁の紫ちゃんの名前が使われたのか!?と一瞬で「風魔一族の陰謀」に思考が飛んだ。どう見ても妄想です。ありがとうございました。
それと、ギャグキャラ扱いは、まあいつものことだよにゃー。


後の感想は、まあストーリーは、去年のやつよりは良かったんじゃないかと。去年の「天使の策略」はとってもアレだったからそれと比べるとなんでもマシに見えるってわけですよ。あと、大佐の声が津嘉山正種氏で渋すぎて素敵すぎる。あんなええ声のパパがいて羨ましいよミシェル。立木文彦氏が次元と過去の因縁アリのキャラをやるとどうしてもクレイジー・マッシュ(「ヘミングウェイ・ペイパーの謎」)を思い出しちゃうよ。というか、次元には何人、過去に裏切られた相棒と、悲しい別れをした女がいるんだ!

ヒロインは可もなく不可もなく。まあ可愛いかったッス。しかしテレスペはオリジナルヒロインとルパンがあんまり絡んでない話の方が面白い気がするよ。(「ルパン暗殺司令」とか「燃えよ斬鉄剣」とか)


クリカンのルパン見ると、無性に故・山田康雄氏の本家ルパンが聞きたくなるですよ。それでレンタルビデオ屋さんん行くとテレスペ後はルパンの棚ごっそりなくなってるのよな。みんな考えることは一緒だ。でも、ピンクジャケのパート3だけはいっぱい残ってるのよな。毎年のお約束。
パート3も面白いのになあ!(一回目と最終回でキャラの顔がまるで別人な変なアニメ)