ベルカ、吠えないのか?

ベルカ、吠えないのか?

ベルカ、吠えないのか?

うへえーちょうおもしろかった!好きだ!大好きだ!おもしろさのあまり、いつにもまして頭の悪い感想になって申し訳ない。4頭の軍用犬から始まるめくるめく犬の歴史!と同時に描かれるなんか個人の関係に還元されがちな東西冷戦な近代史!犬がそりゃもういっぱいでてきて、どいつもいい犬。数奇な犬の運命に酔いしれまくり!大主教とか少女ストレルカとかの話もいい…!

あと、表紙がメラカッコいい。タイトルもかっこいい。痺れる…!

以下、ラスト1ページのネタバレ
最後のページでいきなり語り手が出てきてびっくり。「おれ」って誰やねん!いや、最初からなんか妙に呼びかけ口調の地の文だなあと思ってたけれども。実は一人称の小説だったという驚き。これって叙述トリック