ジャンプコミックス遊☆戯☆王 1〜8巻を部屋から発掘した!

7巻まで緒方遊戯!わかりやすい購入理由!
↓テレビアニメ化決定!のオビとかついてて自分の物持ちの良さ泣ける…!

久しぶりに原作を読んで、東映版アニメがいかに原作のアレなところをうまいこと修正してたかがよくわかりました。アニメのオリジナル展開って普通はあんまり歓迎しないけど、このマンガに関してはいい仕事したと思う。

特に初期の主人公のキャラの定まらなさは異常。一人称がコロコロ変わる。表遊戯は「ボク」なのか「オレ」なのかハッキリしてくれー。闇遊戯さんでさえ一人称「ボク」のときがあって吹いた。全然似合わね!すごくキモいです。
大らかというか大ざっぱというか…こだわらなさすぎだよ作者。編集者も注意してやれよ…。

原作の罰ゲーム受ける人は、ただ卑怯なだけの悪人ばかりで趣に欠ける気がする。アニメの方はほどよく変態さんが混じってて、はたから見てる分にはそっちの方が愉快だ。


本格的にカードゲームやり出す8巻から急激に私の心が離れていく…緒方声じゃなくなってるという理由もあるが、それだけじゃなくて、二重人格マンガがぐだぐだになるお約束展開に入ったからですよ。長期連載の果てにどっちかの人格が出ずっぱりになったとき、二重人格モノの醍醐味が失われて残念なことになる。

例・バスタード!!、3×3EYES、遊戯王、ツインシグナル

私が思い出せるのはこれだけだが、ほかにもいっぱいあるに違いない。

逆に、二重人格モノなんだけど、最後までぐだぐだにならなかった作品としては、「三つ目がとおる」「薬師」とかがあって、そりゃもう大好きなマンガです。

「三つ目」はラストまでちゃんと表と裏の人格のバランスのメリハリがきいててよかった。
「薬師」は、渡瀬のぞみ先生の仏教ベースの変身ヒーロー二重人格物語。裏の人格が少年の成長物語にうまいことリンクしてて美しい終わり方だった。

ところで、二重人格マンガの元祖って何なんでしょうか…気になる。自分が知ってる一番古いのは「三つ目がとおる」なんですけど、その前にもあったのかなあ…。