- 相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン
張り切って初日の初回を見に行きました。
ゴールデンウィークで映画の日とはいえ平日だから客入りどんなもんかなあーと思ってたら、満員だった!お客さんの年齢層は全体的にやや高め。渋いぜ相棒ファン。
映画終わった後、みなさんグッズ売り場を一通り見るけどレジにもって行く人はほとんどいないという…落ち着いてるぜ相棒ファン。そんな中、私は調子こいて相棒クッキー*1と相棒紅茶*2と相棒ライト*3を購入しました。だって記念だから!あともちろんパンフレットも。無駄に凝ってておもしろいパンフだった!(無駄いうな)
お話のバランスが良かったと思います。謎解きあり、アクションあり、社会問題ありで。おもしろかった!
この題材、ドラマで輿水さんとかが本気でやると2時間スペシャル+通常回2回ぐらいのながーい話になる気がする。そして、もっと救いが無い後味の悪い話になる気がする。映画だからこのぐらいですんでるんだろうなあ。
以下ネタバレ。
映画の導入部分、一見さんに対する設定説明ゼリフが多くてちょっとおもしろかった。急に特命係の由来を話し出す右京さんと亀山君。
チェスをうつ右京さんがかっこいいなあ。犯人とのネットを介した対局にドキドキしました。警視庁にチェスが鬼強い刑事が居てよかった!捜査本部に紛れ込んでいつのまにか仕切りまくっている右京さんって大好物なので堪能できて嬉しかったです。有能さで人を従わせる右京さんが素敵だなあ。あと、ヨツバ電気の倉庫に向かうために車に乗り込むときに、道路の柵をとても軽やかに飛び越えてらっしゃったのが脳裏に焼き付いています。身軽だ!
亀山君は今回アクション担当ですごくがんばってた。格好良かったぜ!ただ、一回目の橋から飛び降りたのは完全に飛び込み損ですよね。最初からボートで追跡した方が良かったという。
雛子さんの父の心残りの成仏のさせ方が直球すぎて吃驚したぜ。あの、現地の子供からの手紙の訳文を読むのとか卑怯ですらあるぜ。うわああん!あ、よく見たら劇場版の登場人物いっぱいいる方のポスターの雛子さんはものすごいネタバレだ。
ランナーと観客全員を人質に!と大きな事言ってた割にはラストは個人攻撃でちょっと尻つぼみかなあーと思ったが、本当の目的は別にあったのでしょうがないのか。しかし、スタジアム爆破ぐらいやるのかと思ってました。ちょっと変な方向に期待しすぎた。
実は途中まで本仮屋の人が真犯人なのでは…?と疑っていました。だって相棒だから。でも映画なので素直にベテラン俳優が犯人だぜ。元教授設定ですが何の教授なのか明らかにされないのでやたら気になる。
あと、実行犯の渡くんの友人は真犯人に殺されたんだと思ってました。あれは自殺ですね…。
犯人の動機が…重い…死ぬほど重い…。考えれば考えるほど普通に凹む。元になった実際の事件、日本人なら全員が関係ある話ですからのう…。
犯人であるところのベテラン俳優さんですが、映画見終わって隣を歩いていた数人連れの中高年のご婦人達が、「あの体型でガンはないわ」「心筋梗塞ならわかるけれども」となんとも鋭い指摘をされていたのが印象的でありました。
いろいろ宣伝とかで見せすぎだと思いました。もっと伏せて下さい。盛り上がるシーンをだいたい宣伝につかっちゃってるじゃないですか…。
劇場版を見たことによって、ネタバレ回避のために封印していた関連書籍が解禁になったのがすごく嬉しい。なんという開放感!これで映画ガイドブックと米沢守の事件簿と劇場版小説が読める!!