三つ目がとおる 秘蔵短編集

三つ目がとおる 秘蔵短編集 (講談社漫画文庫)

三つ目がとおる 秘蔵短編集 (講談社漫画文庫)

単行本未収録作品を集めた文庫が出ていたことに気づいたので購入。収録作自体は、数年前コンビニ売りの単行本(講談社プラチナコミックっていうらしい)に収録されてたのを買ったのでもう持ってるわけですが、まとめて読めるのが素敵なのでね。

収録作のひとつ「カオスの壺」がすごい。なにがすごいかあんまり書くとネタバレになるが、この置いてけぼり感はすごい。読んだ後「えええー!?」って言いたくなるマンガとしてはかなりランキング上位を狙える逸材だと思います。あまりのことにこれだけ家族に読ませてみて感想を聞いたりした。みんな案の定「ええー!?」って言ってました。やった!
なんとなく手塚先生が未収録にした理由がわからんでもないが、私これ大好きです。簡単に読めるようになって良かった。

未収録が気軽に読めるようになったのがすごく嬉しい。こうなったら次は、雑誌掲載バージョンのコミックスを出して下さいお願いします。手塚先生は単行本にするとき内容を変えるのがお好きだったそうで、かなりの改変があるらしいのです。それに、雑誌の時にあった扉絵が現行の単行本では全然収録されてないのが勿体なさ過ぎる!!!コンビニ売りの単行本には不完全ですが載ってて嬉しかった。ちゃんとした単行本がコンビニ単行本に負けてるってどういうことだ。
ちゃんとカラーも再現して、扉絵もあって、連載順に収録した単行本発売を激しく狂おしく希望。カナリ高くてもどうにかがんばりますのでお願いしますよ講談社のえらい人。
ブラック・ジャックばっかり画集とか出ててずるいですよ。(持ってるけど)三つ目も画集とか研究本とか出て欲しいッス!

というわけで、三つ目熱が再燃したのでとりあえず全部読破した。二重人格マンガの元祖はこれだと思っていいんでしょうか?だとしたら、始祖にして完成形!!写楽クンの人格の振れ幅ハンパない。そして三つ目時の頭の良さと格好良さと残忍さとたまに見せる間抜けさがたまらんですね。
そして、和登サンはボクっ娘の源流と見ていいんでしょうか?かわいさハンパない!!かわいくて優しくて正義感があってすごく強い上にボクっ娘とか、かなりのハイスペックぶり。これは惚れざるを得ない!


そんで、こっからは緒方ファンのたわごとなのですが、写楽保介を緒方さんに演って欲しすぎる!!!え、初代遊戯王でも見てろって?
でも見たいんだー!三つ目アニメリメイク時には是非とも写楽クンの声は緒方恵美さんでお願いします。きっと緒方声のバンソウコ写楽クンになら味噌コーヒー飲まされても何も言えない!緒方声の三つ目写楽クンになら人類滅亡させられても文句言えない!