安徳天皇漂海記 を読んだんだ!
- 作者: 宇月原晴明
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2009/01/01
- メディア: 文庫
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おもしろかった。
そして泣けた。だって安徳天皇ですよ。まだ8才なのに壇ノ浦で「浪の下にも都のさぶらふぞ」ですよ!?さらに実朝様!儚げでお優しくて、語り手の忠臣にシンクロして泣けてしまうのだ。太宰治と小林秀雄の実朝様も是非読みたくなった。
さらに南宋最後の少年皇帝。この子がまた泣ける…。儚く滅びていく人達の姿がとにかく胸に迫るのでありました。これはいい幻想歴史ファンタジー小説だった。