貞エヴァ10巻と少年エース5月号

新世紀エヴァンゲリオン (10) (カドカワコミックスAエース)を買ったですよ。

感想を書きたいんだけどひとつ困ったことがある。感想を書く前に、ネットで人様の感想を浴びるように読んじゃったのです。自分の感想を書く前に人様の感想を読むと、書く段になって自分の意見だったか人様の意見だったかよくわかんなくなっちゃうのでとてもダメ。劇場版エヴァ風に言うと「どこからが自分の意見で、どこからが他人の意見なのかわからない曖昧な感想」…とりあえず、他の人の10巻感想を読むのはとても楽しかったよ。


そういう前提をふまえて、ぎこちなく感想を書こう…。

10巻を読んで思ったのが「そのシーンは本当にその表情で良いのですか貞本っち」ってことだ。大ゴマの表情は流石に外さないが、人物が小さく描かれているところで、緊迫したシーンなのにやたら気の抜けた表情だったりするのが気になって気になってしょうがないよ!あと、ナオコさんの幼女綾波殺害シーンは藤田和日郎画で一回見てみたい。きっとものすごい情念と憎悪を込めた画になるよ。トラウマになるぐらいの。

リっちゃんにすがるゲンドウのシーンで爆笑。そういう手口だったのか!母性本能をくすぐり系?最低だ、ゲンドウって!

当然のように、過呼吸なシンジ君と、袋を探しに行かないで手近な手段で済ます渚氏のシーンはドキドキしましたよ。でも、連載時よりちゃんと見られた。初見時は、恥ずかしくて正視出来なかったからな。仲良くなりたいのに、逆に嫌われることばかりやっちまう渚氏がちょっと気の毒になってきた。

あと、シンジスキーなら誰もがムカつくと思うのですが、エヴァコミクスの間に挟まってるチラシのエヴァグッズ商品展開。主人公素無視のそのラインナップ。考えた人間はひどいと思いました。死ねばいいのに。(嘘ですよー本当はそんな物騒なこと思ってませんよーチラっとだけですよー)

いや、実際パネル時計とかデスクマットとかそんなグッズあってもいらないから買わないんですがね。でもさあ、レイ、アスカ、カヲルって書かれるとすごいハラワタ煮えくりかえるわけですよ。憎しみで人が殺せたら!と思うわけですよ。(嘘ですからねー本当は(yr

少年エース5月号

エヴァマンガ10巻とエース5月号を両方買って応募するともれなくもらえるという貞本デジタル画集目当てで買いましたよ。

エヴァマンガ第一話再録。やっぱ一話の絵は良い。良すぎる。線がみずみずしい気がする。人物の表情も生き生きしてる。今の貞絵より、どうしても昔の貞絵の方が好き。私には3巻ぐらいまでがベストですよ。ついでにカラーもパソ塗りより手塗りの方が断然好きだなあ。

碇シンジ育成計画マンガはどうでもいい。ただ、タイトルが紛らわしいからトキメキえう゛ぁんげりおんかなんかに変えればいいんじゃないかな。このタイトルに騙されてシンジ萌えマンガかと思ってコミクス買う人がいたら可哀想だからさ。


エヴァの読者投稿ページのシンジのイラストに対するコメント「ハガキは少なくても、シンジはいつも笑顔なのだ」って書いたやつ名乗りをあげろ!君がッ泣くまで殴るのをやめないッ!

この欄の担当者は以前にも、シンジとカヲルが並んだイラストに対して、「二人の身長の差は人気の差かな?」とか失礼極まりないコメントをつけやがった前科があるのだ。このわき上がる行き場のない怒りをどうすれば。シンジイラストのハガキを送ればいいのかなあ…?
(でもめんどくさいからやらない)


巻末の大塚英志のまんが論がやたらおもしろいよエース。ここだけ違う雑誌みたい。