神は沈黙せず 上下

神は沈黙せず(上) (角川文庫)

神は沈黙せず(上) (角川文庫)

とりあえず代表して上巻↑

おもしろかったー!!
「神」の存在に真っ向から挑んだSF小説ですよ。こういうのを正当派SFっていうんだろうか。SFに明るくないからよくわからんのですが。
物語の本筋の合間にある超常現象に関する圧倒的な情報量とうんちくがスゴく凄い。説得力。キッチリ一次資料に当たりまくっているのがビンビン伝わってくるんだよ。世間の通説に惑わされないで自分での目で見て調べて考えることの大切さ、ちゃんと確かめないで適当なレッテルを貼るばかばかしさなどを教わった気がしたよ。

「神」の真相のスケールの大きさにくらくらしました。でも、もし本当にそんな成り立ちの世界だったらすごくイヤだなあと思ってちょっと鬱。

山本先生のイメージはこれを読むまで、ファンロードで得た、ようこそようこが大好きな人、ということになってました誠に申し訳ない。先生はようこそようこが好きなだけの人じゃないんだ!

あとエヴァヲタ的には、作中で一回「綾波レイ」に触れてるところがあって、いきなりだったからびっくりした。