秋晴れの奈良は最高なので仏像の話をする。

奈良に行ってきました。
本当は正倉院展に行きたかったけど会期が終わっていたので、興福寺秘仏公開見に行ってきた。秘仏は遠かった。お座敷の奥に鎮座されてまして、縁側から拝見するわけですよ。なんだったらご焼香もあげられるわけですよ。
そしてその隣に係の人がいて、新しいお客さんが入るたびに、秘仏の解説の同じ話を繰り返し繰り返し繰り返し、してくれるわけですよ。それテープレコーダーじゃだめか?(まあ、だめなんだろう)

時間が足りなくて、大好きな大仏殿に行けなくて残念。でも、大仏殿に行けなくても、秋晴れの奈良は本当にすんばらしい!奈良公園あたり、だだっ広くて開放感があってすごく気持ちが良い。おまけに鹿がたむろしてる。好きです奈良。

興福寺の国宝館 特別陳列というやつも見た。巨大な千手観音ありがたカッコイイ!あの教科書に載ってる有名な阿修羅像も見れちゃってホクホクです。

ところで、今でこそ枯れた味わいな仏像さんたちですが、制作当時はどの仏像さんも、間違いなくキンキラキンの金色か、極彩色で塗られていたわけで。そういえば、タイとかの仏像は金ぴかキラキラな印象だし、韓国とか中国の仏像も派手派手なのが多いっぽい。日本では、なぜに色がはげても放置という方針なのか。

なんでこんなことが気になるかというと、制作当初のキラキラな仏像にものすごく興味があるのです。
NHKのなんかの番組で見た、造られた当時の大仏殿の再現CGとかすごかったですよ。あの巨大な大仏が全身金ピカで、大仏殿の内部も、様々な模様と極彩色で彩られてて、まさに扉を開けたら極楽浄土!みたいな非現実的派手派手世界が広がっていたらしく、それを肉眼で見たかったなあーと思うわけなのですよ。
建立当時の大仏殿はタイムマシンがあったら是非見に行きたい建造物ナンバーワンと言えよう。