幽☆遊☆白書 映像白書2をレンタルして見たよ。

各キャラの名場面集にキャラソンがかぶるという昔出たビデオがいつのまにかDVDになってた。キャラソンのミュージッククリップ的なものもあるよ。蔵馬の章だけ見たことあって(というか持ってる…)、薄々、これ4人のなかで一番ヤバイ出来なんじゃないかなーと思ってたらやっぱりそうだった。

ミュージッククリップ、良かった順に、桑原>幽助>飛影>(越えられない壁)>蔵馬だと思いました。
桑原君のは若林厚史氏の個性的鮮烈作画で渋さを見せつけまくってて意外性が良かった。幽助のは千葉道徳氏の作画でまあ無難にまとめてていいかなあー。意味不明の爆発地帯の中を歩いてくる特撮ヒーローみたいな演出は爆笑させてもらったが。飛影のも千葉氏の作画で絵はいいんだけど内容がなんか恥ずかしいヒロイックなイメージ映像なのでちとツライが作画がいいからいいじゃん!という感じで。

問題は蔵馬ですよ。作画の古賀誠氏って幽遊白書のアニメ本編に関わってたっけか?全スタッフロールを把握してるワケじゃないから断言は出来ないが、もしかしてこれが初幽遊作画なんじゃね?という疑惑。とにかくなんかこう、馴染みのない絵でしょんぼり。あんまり蔵馬に見えないなあ。おまけに映像内容がなんとも薄ら寒く。…とにかく恥ずかしくてやたらしょんぼり。ビデオ持ってるけどあんまり見返したいとは思わない、むしろ封印したい…的な。

あとテレビ版からの名場面も、他の皆さんは、バトル名場面と、それぞれのお相手とのラブという感じで納得なチョイスなんですけど、蔵馬だけ彼女的存在がいないからなんか寂しい印象なのも残念。まあしょうがないんですが。
「幽助達との出会い」、「時雨とのバトル」、はまあいいとして、残りが「黄泉と再会」で、妖孤蔵馬のさしがねで襲撃してきた妖怪の顔面を、黄泉様が思いっきり踏みつけて絶命させるシーンって…。他の子にはないドロドロの極濃因縁をこれでもかと見せつけるよ!これは寂しい!また黄泉との再会シーンでバックにかかる曲が妖孤蔵馬と飛影という歌唱力にあまり安心感のないデュエットなのもちょっとアレ。

幽助の螢子ちゃんへのプロポーズシーンは良かったよう。映像素材はアニメ本編のやつを使ってるんだけど、声が新録でして。個人的に、アニメ本編の螢子ちゃんの「バイバイ」の言い方が全然イメージと違う!なんか言い方が冷たすぎる!もっと普通になんでもない挨拶みたいに「バイバイ」って言って欲しかった!と思ってた私にとっては、このビデオの方の螢子ちゃんの演技の方がいくらかイメージに近づいたのでこれが見られて本当に良かったなあーと思いました。あと真顔で「結婚しよう」って言う幽助が男前すぎだと思いました。後期の佐々木望氏の幽助ボイスってほんと大好き。あの高い音を含みつつ同時に低音でドスきかすみたいな不思議な声がカコイイ。

オマケの短編アニメ、夢☆夢☆白書はシュールすぎて全く意味不明。迷彩服を着た蔵馬の「五時の方向、敵機!!」っていう絶対本編では出てこないようなセリフがなんか気に入りました。