信長 あるいは戴冠せるアンドロギュヌス を読んだんだ。

信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌス (新潮文庫)

信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌス (新潮文庫)

信長は両性具有だったんだよ!な、なんだってー!っていう話。
同じ作者の「安徳天皇漂海記」「廃帝綺譚」はめっぽう良かったんですが、この作品はノリきれんかったとです。たぶん自分の知識不足が原因。
残念ながらローマの少年皇帝ヘリオガバルスの事をこの小説で初めて知ったので、信長と意外な線で結びつけられてもいまいちピンとこなかった。自分の浅学を呪いたい。あとフランスの詩人アルトーさんのことも知らなかったのでそれも残念だ。さらに、戦国時代も疎いので残念の三乗。この手の歴史上の人物出てくる話はある程度の予備知識があった方が断然楽しいよなあ。

妖しい魅力満載、両性具有の美貌の信長はもうどう考えてもCV・緒方恵美じゃね?とずっと思いながら読んでました。白状すると「安徳天皇漂海記」の安徳帝も緒方ショタボイスをあてて読んでました。感情移入度が桁違いだぜ?脳内キャスティングはいつなんどきでも発動いたします。