ブラック・ジャック21 第5話「ロボットの腕」

原作は「ホスピタル」
原作ではピアニスト少年の腕を切れ!と偉い先生が言うのですが、アニメではロボットアームに付け替えることになってて、手術中に腕を切る意味があんまり無くなっていた。桑田このみさんが出てたので「終電車」もやるのか?と思ったが、原作の辰巳医師を置き換えただけでした。なんかやっぱり中途半端な話になってたなあ。

それはそれとして、ピアノの天才少年トリトン君(声・緒方恵美)は素晴らしくかわいかったですよ!全体的に、まあシンジ君っぽい声ですが、なんか憂い成分が多めという感じでした。たぶん、吐息の含有量が多いからだと思います。上品で健気でかわいい天才ピアニスト少年最高。

以下、箇条書きで。

  • 冒頭のB・Jとピノコを乗せてくれた運転手さんの言ってることが上手く聞き取れず、そこだけ10回くらい繰り返しみてしもうたよ。やっとちゃんと聞き取れた時は達成感がありました。あの運転手さん「ヒッチハイカーさんよ、見えてきたぜ、あれがシュタイン総合病院だ」って言ってたのだな。「ヒッチハイカーさんよ」っていうところが何言ってんのかさっぱりだったよ。
  • 原作では病名が「エウイング肉腫」だったがアニメでは「ユーイング肉腫」だった。表記の違い?ゲーテとギョエテみたいなものか?
  • 病院中の患者さんが耳をかたむけるトリトン少年のピアノ演奏。きっと、皆さんの楽しみになってるんだろうなあ。ピノコのアンコールに快く応えるトリトン君。本当に人に聞いてもらえるのが嬉しいんだなっていうのが伝わってくるよ!でも、彼の腕は病に蝕まれているのでした…。
  • なんとなく、ピアノ演奏の手の動きが音と割とあってる気がして、やるな!と思った。
  • トリトン君は身寄りがないらしい。でもピアノの才能がとてもあるらしい。そして病院ではただでロボットアームをつけてくれるらしい。どうやらこの病院の医療技術を誇示するために利用されてるっぽい。
  • ピアノのおもちゃを持ってお見舞いに来たピノコに向けるトリトン君の笑顔に胸キュンですよ。「やあ、キミいらっしゃい」って言い方がとても優しげ。素敵だ。
  • ロボアームでは誰でも同じような演奏になると聞いて悪夢をみるトリトン君。あの声で「やめてよ!」とか言われたらそらもうドキドキが止まらないのだがどうか。絶叫もすごい似てる…というか、まあ同じ人だからね。ちょうどこないだアニマックスでエヴァ第拾八話「命の選択を」を見たのでラストのトウジを見ての絶叫を彷彿としてダブルで心が痛かったであります。あと、絶叫にこう、エコーかけるっていうのか、そういう加工がされているととたんにエヴァっぽい感じになるなあーと勝手に思っている。
  • 静かに涙を流すトリトン君。「わからない。急に悲しくなって…」またこのポツリ、と言うのが…切ない。可哀想でたまらないですよ。
  • 手術したくないというトリトン君に考え直せと迫る院長達。このとき、院長がトリトン君の肩に手をおくのですが、院長手でかい。トリトン君の華奢さが強調されてモエです。院長の言い方は君のためだと言いながら自分の都合をおしつけててイヤな感じですな。
  • このみ先生がB・Jに手術をお願いするが、B・Jはヘボ殺し屋に狙われているので断られた。メス出したから投げるのか!?とワクワクしたが、光を反射させて目くらましにつかっただけだった。というか、スナイパーライフルっぽいものを持ってるのに距離が近いよ殺し屋!そういう銃って射程距離もっと長いんじゃないのかなあ…いや、よくは知らないのですが。
  • シュタイン院長(口が軽い)は部屋で一人になると、あやしい人がきちゃうのだった。一回目はなんか組織の女殺し屋。ムチで高そうな本をスパっと切られる。二回目はB・J。警察を呼ぶハメになる。
  • 本間先生の悪口を言われて、「もう一度言ってみろ!」と凄んだはいいが、パトカー来ちゃうからってそのまま逃げるB・Jはなんかアレだなあ。そこは詰め寄ってほしいところです。
  • 結局手術してくれるB・J。覚悟を聞かれて、「先生、お願いします!」と強い決意をにじませるトリトン君。ここ、イイセリフなんですが、絵の表情がついてきてないのが惜しいなあと思いました。
  • 手術は成功。良かったなあ良かったなあ!うれし涙のトリトン君がかわいいよ。
  • B・Jにゆれる女心なこのみさん。ちょっとまて婚約者のロックのことをすっかり忘れてないか!?

以上。
だらだら感想おわり。