劇場版・遊戯王（東映） について無駄に熱く語ってみた。

遊戯王【劇場版】 [VHS]

また見たくなったので東映版の初代遊戯王劇場版をムラムラしながら視聴。レンタル落ち中古500円で買ったビデオが重宝いたします。いつ見ても緒方ボイスは神！！至高にして究極！

デジタル作画だったテレビアニメ版と違って、劇場版はセル作画らしい。どうりでテレビ版より格段に落ち着いた印象の色づかいだ！しかしこの情報のソースが思い出せないのでムズムズする。どこで読んだんだっけ？

この映画は、東映遊戯王が打ち切られずに続いてて、デュエルばっかりするようになったらこんな感じだったんだろうなあーというのが垣間見れて良いです。DMさんを否定する気は毛頭ございませんが、見てみたかったんだよ…東映版の続きを…。

テレビシリーズではクールの極みだった闇遊戯さんが、モンスター名と技名を大音声で叫びまくるのがこの映画の見所の一つ。いや、テレビ版でもカードゲームでは結構叫んでましたが、いつもテーブルについてたし相手との距離が近いしで、現実的なおさえた叫びだったのが、映画の自重しない海馬社長の繰り出すやたら金がかかってそうな立体ビジョンデュエルによって、相手とある程度離れて立って思い切り叫んでいるわけですよ。

もう、この叫びがたまらん。「守備表示！」とか「攻撃！」とかいちいち大声で！闇遊戯さんも、海馬社長も、クールでいて熱い、相反する要素を併せ持った素晴らしい叫びだと思います。緒方ボイスと緑川ボイスの美声叫びの応酬…素晴らしい。緒方さんの腹に力の入った叫びが大好き！
しかも、作画が荒木＆姫野の神作画。演出もきっちりカードバトルを盛り上げていて素晴らしい。さっきから素晴らしいとしかいってない気がするがしょうがない。だって素晴らしいんだもの。
トラップカードのくだりの、闇遊戯の「当たりだぜ。」がかっこよすぎて死ねる！

さっきから闇遊戯さんのことしか言及してませんが、当然、表遊戯さんも最高です。相変わらず、これなんていう小動物！？という愛らしさ。たまに舌っ足らずなところがたまらない！それでいて、いじめられている近所の子を見て、即「止めなきゃ！」っていうお兄ちゃんぶりがまぶしい…！「許せないんだ、海馬君のこんなやりかた…」っていう決意のシーンもかっこいいよ！劇場版用にアレンジされたおなじみのあの曲も相まってホント男前！かわいいくて優しくて男前って最強じゃないか！

奇跡のショタボイスと、闇からの呼び声、両方の緒方ボイスをいっぺんに楽しめる東映遊戯王って改めて本当に素敵です！

東映は可及的速やかにDVDを出すべき！テレビシリーズと劇場版と「極めろ！デュエルモンスターズ」をボックスにして売り出すべき！

ところで、2525から発生したキャラのあだ名、「魔王様」と「キャベツ」（映画は枯れキャベ）というのが使いたくてしょうがなかったんですが我慢してみた。しかしこの魔王様とキャベツっていう呼称は秀逸だ。もう闇遊戯は魔王様にしか見えない…。特にテレビ版一話のこの世の者ならざる瞳の揺らめきが…すごく…魔王です。
キャベツはもう言わずもがなですよね！