手塚漫画を読む夏

日記更新してない間、だいたい手塚漫画を読んでいた。第二次手塚ブームがきたといえよう。数年前の第一次手塚ブームの時に集めた手塚漫画を読み返し、今まで持ってなかった本を購入したりした。
未読だった、「地球を呑む」と、手塚三大絶筆*1の中では唯一未読だった、「グリンゴ」をついに読んじゃった。読んだことある友人が「どすこーい(笑)」って言ってた意味がわかった。しかし、晩年の作であるのに全く枯れてないのが素晴らしいなあ。手塚漫画は常にアグレッシブで素敵だ。

バンパイヤ秋田書店文庫版1巻、巻末の解説が水谷豊氏だということは覚えていたのだが、七色いんこ秋田書店文庫の2巻の解説が寺脇康文氏だったことに再読で気づいてびっくりした。手塚漫画解説で相棒成立!
この文庫を買ったときはまだ寺脇氏のことを全く意識してなかったのだな自分…。それにしても、寺様ときたら、好きな手塚漫画にアトムは普通として、次にザ・クレーターとか渋いところついてくるのが流石だ。水谷氏も寺脇氏もいい解説文であります。
文庫解説文は当たり外れがあって、とりあえずイメージでほめてる解説文はゲンナリ。個人的にがっかり大賞をさしあげたいのが火の鳥未来編の景山民夫氏の解説文。途中からご本人が信教してる宗教の話になるのが…うへあ。
マイナーな作品の解説文は濃い人が結構好き放題書いてて楽しい。サンダーマスク文庫版の大槻ケンヂ氏の文章とか大好き。
あと、ドン・ドラキュラ秋田書店文庫版の1巻の涼風真世さんの解説の「この作品もアニメ映画化されたらどんなに楽しいでしょう」っていう一文が泣けるんですが!!!(映画じゃないけど)一応アニメ化されてますから!スポンサーの都合で史上最短打ち切りアニメになったらしいですが!伝説の4話打ち切り!!

*1:ちなみに「グリンゴ」「ネオ・ファウスト」「ルードウィヒ・B」の三つ