HACHI 約束の犬 を見てきた!

そもそもなぜこの映画を見に行こうと思ったかというと、元ネタの映画「ハチ公物語」(87年)をテレビでやってたのを見たら、ハチの忠義ぶりに感動というよりは、飼い主の先生が亡き後の、ハチの周りの人間の無責任さ身勝手さがものすごく目について腹が立って、ハチが可哀相でたまらんかったので、アメリカさんの作ったやつはどーなのよ?という興味が湧いてきたからであります。

そんなわけで、「ハチ公物語」との比較でいくと、先生が死んでからの展開は「HACHI」が完全に圧勝でありました。ハチ公物語で感じた不満点がすべて解消されていて、素直にHACHIの健気な忠犬っぷりに感動出来た。ていうか、泣ける!わんこにあんなんされたら、そりゃ泣くっつーの!!あんなもん、もはや卑怯とすら言える!

アメリカさんが作ったので、秋田犬の特性が東洋の神秘の様に語られていたのがなんだかおもしろかった。

リチャード・ギアの、ハァーチィー(語尾上がり)みたいな発音が聞きたくて、吹き替え版にしたら、なんということでしょう!字幕が戸田奈津子センセイだった…。ロード・オブ・ザ・リングの誤訳以来、私の中で戸田センセイは鬼門。英語がわからんので今回の訳っぷりはどうだったのか判断不能ですが、「新聞を読んだので?」的な戸田語尾が出てきたので、ちょっと盛り上がった。なんだかんだで楽しかった!